SK IP LAW FIRM

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


SK特許業務法人
〒150-0012
東京都渋谷区広尾3-12-40
広尾ビル4階
TEL 03-6712-6985
FAX 03-6893-1412

SK特許業務法人の知財戦略ブログ

SK特許業務法人 特許実務メモ

 

 

■SKIPでは、化学・バイオ・材料系の明細書を、生の実験データから書き起こします

SK特許業務法人は、クライアントの発明者、知財部門の皆様との良好なコミュニケーションによ り、生の実験データから、良質なクレーム、明細書を書き起こすことを大切にしています。

皆様には、研究開発、知財戦略などに専念して頂き、複雑な知財の権利化手続きはSKIP(省力) して頂くことが私たちの願いです。これを基本に、知財の創造と未来の革新に貢献していければと思っています。

知財の創造を通じて未来の革新を目指す、イノベーション型企業(研究開発型企業)のクリエイター(研究者・技術者・知的財産部)の皆様、まずは、気軽に楽しく弊所と一緒にSKIPしてください。

 

■Q.弁理士って研究者の発明者原稿の「てにをは」を直してるだけじゃないの?

どきっ(鋭いツッコミやなあ・・・汗)。そ、そんなことないですよ。SK特許業務法人は、大学・公的研究機関・ベンチャー企業のクライアントも多いため、弁理士・特許技術者が、発明者と1~2時間程度の面談をして、自分でゼロから明細書を書き起こすことが多いです。その場合には、本当に発明者からもらった生の実験データから明細書を書き起こすことも(大変ですが・・・)普通にあります。その際、実験プロトコルおよび生の実験データを頂いて、そのデータを加工しながら色々な表やグラフなどをSKIPの方で作成し、権利化のために追加で必要な実施例・比較例の提案もさせていただくことも多いです。

 

もちろん、大企業の研究者が作成してくれた発明者原稿をブラッシュアップすることもありますが、その場合も単に「てにをは」を直して、明細書の書式にはめ込むのでは無くて、先行技術文献との差別化、クレームのサポート要件・実施可能要件を満たす図面(および実施形態の説明)の補充、クレームの周縁を明確化するための変形図面(および実施形態の変形例)の補充なども行います。

 

例えば、SKIPでは、化学・バイオ・材料系の弁理士・特許技術者が、発明者からもらった生の実験データから明細書を書き起こすことができるように、化学・バイオ・材料系の技術者への画像処理ソフト、化学式描画ソフト、配列表作成ソフトの操作方法をOJTでトレーニングしています。そのため、簡単な表やグラフなどはSKIPの方で作ってしまって、クライアントに確認してもらうことも多いです。また、追加で必要な化学式もSKIPの方で作成してしまうことが多く、クライアントにできるだけ負荷をかけないようにしています。

 

また、中間処理の際に補正の自由度を高めるために、実施形態中にはできるだけ多くの成分のマーカッシュ式の列挙にくわえて、その中間概念を散りばめておき、さらにできるだけ多くの数値限定の根拠となる数値を散りばめておくようにしています。また、それらの成分または数値限定をすると好ましい理由についても簡単に記載しておくようにしています。この際、うっかりクライアントのノウハウを明細書中に記載しないように気をつけており、もしかしてノウハウかも?と思われる内容については、クライアントに記載してもよいかどうか確認をさせて頂いています。

 

そして、クレームを立案する際には、実施例・比較例との整合性がきちんととれているかどうか、公知の先行技術文献に記載の発明と整合性がとれているかどうかを確認するようにしています。たまに、独立クレームの範囲内に比較例が含まれていたり、独立クレームの範囲外に実施例が飛び出している明細書を見かけることがありますが、そのような矛盾が発生しないように気をつけています。また、公知の先行技術文献に記載の発明に対して少なくとも新規性を確保した形の独立クレームを立案するようにしています。

 

また、クレームアップする予定の化合物、遺伝子、タンパク質などが、公知ではないかどうか調べるために、下記のような化学データベース、ゲノムデータベースなどの操作方法もOJTでトレーニングしています。なかなか、ここまで化学データベース、ゲノムベースを使いこなしている特許事務所も珍しいのではないかな?と思います。

 

■化学式 SMILES記法で化合物を検索

化学データベースには特許情報が登録されている化学式に基づいて特許検索を行うこともできます。

SMILES記法がよく使われます。

SMILES =Simplified molecular input line entry specification syntax

分子の化学構造をASCII符号の英数字で文字列化した表記方法

グルコース のSMILES記法

OC[C@@H](O1)[C@@H](O)[C@H](O)[C@@H](O)[C@@H](O)1

SMILES記法は難しすぎて覚えるのは困難

最近の化学DBは、化学構造を描画すると自動的にSMILES記法に変換可能

化学構造の描画機能を利用して化学DBを検索するのが簡単

 

PubChem(化学DB)

右上のStructure Searchを選択して検索をするのがオススメ

タブからIdentity/Similarity検索をする

オプションで同一、95%、90%、80%類似が選べる

Draw a StructureでPubChem editorをLaunchする

PubChem editorで化学構造を描画するとSMILES記法に変換できる

化学構造が同一、 95%、90%、80%類似の化合物を検索できる

化合物に特許情報が紐付いている

化合物名にはゆらぎがあるので、キーワード検索は難しい

PubChemの構造検索のほうが遥かに精度が高い

 

Pubchem Editor めちゃ便利

 

■DNA配列 アミノ酸配列

ゲノムデータベースには特許情報が登録されている

DDBJ(日本)

EMBL-EBI(欧州)

NCBI(米国)

日米欧韓の特許庁への特許出願の塩基配列・アミノ酸配列がゲノムデータベースに登録される仕組みになっている

特許出願が公開された後に、ゲノムデータベース上でも公開

豆知識(注意!) 論文執筆のために,出願前に出願予定の塩基配列を DDBJ に登録を行う必要がある場合は,DDBJ から公開された塩基配列データは「公知」の扱いになるため,DDBJ からの公開には注意が必要である。

 

Europe PMC(バイオDB)

Europe PubMed Centralは、アメリカのPubMedのミラー版

本家のアメリカのPubMedより空いているので軽い

ユーザインターフェースがよく、特許情報の検索がし易い

検索窓にキーワードを入力して検索する

右側にPatents(件数)の表示があるのでクリック

 

DDBJ(ゲノムDB)

DNA Data Bank of Japan(DDBJ)は、米国の GenBank、欧州の EMBL-Bank とともに INSDC を構築している。

INSDC は科学研究由来の配列データだけでなく,以下の様に日本,韓国,米国,欧州の各国特許庁から登録された特許データを,各データバンクから公開を行っている。

日本: 日本特許庁(JPO) → DDBJ

韓国: 韓国特許庁(KIPO) → DDBJ

米国: 米国特許商標庁(USPTO) → GenBank

欧州: 欧州特許庁(EPO) → EMBL-Bank

各国特許庁から送られてくる特許データには,塩基配列とアミノ酸配列データがある。特許データの塩基配列データは各データバンクから公開が行われた後に,INSDC 内で交換が行われる。

しかしアミノ酸配列データにおいては登録されたデータバンクから公開が行われるが,他データバンクから公開されたアミノ酸配列データの公開においては,各データバンクの判断となっている。

配列相同性検索(BLAST)

特許出願予定の塩基配列を手元に保持している場合は,配列相同性検索(BLAST) により類似配列を確認することができる。検索条件で Division から PAT を選択することにより,既公開の特許データを対象に類似配列が存在するかを確認することができる。

 

SKIPでは、クライアント企業からいただく貴重な報酬にふさわしい付加価値を発明者原稿に付け加える仕事をしていると自負しております。